2022年1月読書メモ
今月面白かった本を書き留めておきます。
阪神淡路大震災を経験した人々のトンガを舞台にした短編集だが、短編それぞれが緩く繋がっている。
先日もトンガで噴火があり、つい忘れがちだが今ある日常はあたりまえではなく永遠でもないことを思い出させた。
■小川糸 「旅ごはん」
ヨーロッパに住んで各国食べ歩きに行きたくなる一冊。
日本国内だって所変われば食べ物も変わるわけで、食文化は果てしなくどうやっても食べ尽くせないのが少々無念。
■ジェレミー・マーサー
「シェイクスピア&カンパニー書店の優しき日々」
貧乏な物書きに宿を提供するパリの書店での回想記。
こんな奇想天外な書店が本当にあるとは…事実は小説より奇なりとはよく言ったもの。
個性溢れる人々の通常ならざる生活を垣間見て人間の面白さというか奥深さがまたひとつ分かったような。