2022-01-01から1年間の記事一覧
今年4月箱根にオープンした、「NICOLAI BERGMANN HAKONE GARDENS」についての感想。 森の中にフラワーインスタレーション。 箱根の自然とアーティストの感性のコラボと言いましょうか。 完全オープンではなく一部工事中のところもあり、だいたい30分〜40分も…
箱根のポーラ美術館にて開催中の、「ポーラ美術館開館20周年記念展 モネからリヒターへ」についての感想。 まずポーラ美術館は立地が良い、森の静けさに鳥の声。 静かな気分で美術館に入れば素敵な作品が続々と…ゆったりした時間が流れます。 今回はジャンル…
新宿のSOMPO美術館で開催中の、「シダネルとマルタン展」についての感想。 会場に入った瞬間、パッと春の光の輝きが…!と思ったら、マルタンの《野原を行く少女》でした。 1枚目から目が釘付け。 アンリ・ル・シダネルとアンリ・マルタン、奇しくも同じ名前…
東京都美術館で開催中の、「スコットランド国立美術館 美の巨匠たち」についての感想。 ルネサンスから19世紀までの、有名どころが勢揃いで見ていて飽きない展覧会。 時代も題材も違いますが、全体的に落ち着いた色彩で統一された展覧会のように感じました。…
映画「見えるもの、その先に ヒルマ・アフ・クリントの世界」についての感想。 ヒルマ・アフ・クリントという画家は初めて知りましたが、なんでもカンディンスキーより先に抽象画を描いていた女性画家とか。 映画は、遺族や美術史家などの話から画家の生涯や…
桜からチューリップへ移ろいつつも、まだまだ続く春。 名残の桜、若葉の黄緑が美しい。 いかにも春。 春の野山といった風情。 色とりどりのチューリップ畑。 右向いたり… 左向いたり。 ストールのように緑の葉で着飾った芍薬。 密度と彩度に目がチカチカ…。 …
東京の三菱一号館で開催中の、「上野リチ ウィーンからきたデザイン・ファンタジー展」についての感想。 最初から最後まで、とにかくかわいい、としか言いようがありません。 草花や野菜を抽象化したデザインに落とし込むのが本当にうまいというか、色の組み…
鏑木清方展に行ったついでに千鳥ヶ淵、靖国神社を花見散歩。 この周辺は桜まみれと言ってもいいくらい、桜だらけ。 自分含め写真撮っている方がたくさん、日本人が一番テンション上がる時期のような気がします。 怒涛の桜祭りをいざ。 桜祭りと言いながら別…
東京国立近代美術館で開催中の、「没後50年 鏑木清方展」についての感想。 上村松園と並んで美人画のイメージが強かったのですが、明治の頃の生活を描いた作品もたくさんあるとは初めて知りました。 会場内で流れていたご本人の肉声で、明治を若い時に過ごせ…
春は桜以外にも見どころがたくさん、思うままに残しておきましょう。 柔らかく瑞々しい葉も春ならではの楽しみ。 それぞれの葉のデザインも素敵です。 枯れたがくと新しい葉の対比、冬から春への移り変わりが鮮やか。 たぶんワスレナグサ、見落としそうなほ…
春の一大イベント、ソメイヨシノ。 これが咲くとまた春が来たなぁとしみじみ実感します。 毎年咲くのに、毎年写真を撮らずにはいられないのがなんとも不思議。 では今年の桜を残しておきましょう。 まずはかわいいつぼみから。 何本もあると壮観。 青空との…
上野で開催中の、「特別展 宝石 地球がうみだすキセキ」についての感想。 地球の不思議ともいえる原石から人間の超絶技巧であるジュエリーまでを網羅、原石好きもジュエリー好きも楽しめる展覧会です。 バイライトは未知の可能性を秘めた鉱物としてマーベル…
春の到来をまざまざと感じる今日この頃、花々の記録でも。 タイトルを①にしたのは、今後ソメイヨシノで②を書きたくなるのでは…と予想してのこと。 では早速、オカメザクラから。 濃いピンクが可愛らしい。 次、アタミザクラ。 カワヅザクラも。 これは桜なの…
国立新美術館で開催中の、「ダミアン・ハースト 桜」についての感想。 会場に入った時の明るさと解放感が印象的。 高い天井、白い壁に大きな桜の絵。 一気に春を感じさせます。 近くで見ると幹や枝は描いてあっても花として明確には描かれておらず、円形っぽ…
原宿で開催中の「バンクシー展 天才か反逆者か」についての感想。 最初から最後まで違和感があったのですが、その原因はひとつひとつメッセージ性が強いためかもしれません。 例えばモネとか印象派の画家は見えた風景をキャンバスに写しとろうとしましたが、…
今月印象に残った本を書き留めておきます。 ■スコット・バークン 「デザインはどのように世界を作るのか」 デザインというとお花やインテリアなどが思い浮かびやすいですが、身の回りにあるものはすべてデザインされており、自分も関わることができるという…
渋谷で開催中の「ミロ展 日本を夢みて」についての感想。 ミロをこんなにまとめて見たことがなかったので目を開かされた思い。 風景画は初めて見ましたが、なんとなく描きかたや色の塗り方はセザンヌやゴッホ、色合いはムンクを少し思い出させました。 その…
国立新美術館で開催中、「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の感想。 さすがはメトロポリタン、有名画家が目白押し。 500年間の絵ともなると雰囲気もジャンルもそれぞれで、最初から最後までだれることなく見ることができました。 印象に残った絵を…
東京都美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の感想を。 タイトルのフェルメールと、が少々曲者です。 実際には一枚だけなので「17世紀オランダ絵画展(フェルメール含む)」が正しいような気も…。 とはいえ今回修復が完了した《窓辺で手紙…
散り始めたアルストロメリアの花びらがきれいで捨てるのがもったいない。 ということで、蝶に見立てて遊んでみました。 触角はおしべを使用、台紙はお菓子の箱。 廃品利用なので手先が不器用でも罪悪感ゼロです。 枯れかけた花びらだったこともあり、なかな…
中村佳穂 うたのげんざいち2022 in 東京国際フォーラム ホールAに行ってきた感想。 一昨年だったかコロナの影響でmol-74のライブが延期→中止になるという憂き目に遭い、現在もまた感染者増えているので懸念していましたが無事開催されてなにより。 昨年末の…
今回は薔薇(切り花)の色の移り変わりについて。 1番上は買った当初、濃いピンクで…かわいい!! 右下は少し時間が経って色が抜け…あらかわいい。 左下は買ってから3週間ほど経過、ますます色味が無くなって…かわいらしい。 最後はもはや1番上の写真と同じお…
今月面白かった本を書き留めておきます。 ■湊かなえ 「絶唱」 阪神淡路大震災を経験した人々のトンガを舞台にした短編集だが、短編それぞれが緩く繋がっている。 先日もトンガで噴火があり、つい忘れがちだが今ある日常はあたりまえではなく永遠でもないこと…
茅ヶ崎市美術館の「浜田知明 アイロニーとユーモア」展に行ってきました。 浜田知明は版画家、彫刻家とのこと。 従軍経験があるそうで、戦争に関する版画は陰鬱な空気がなんともリアルに感じられます。 単に戦争を描いたというだけでなく、ユーモアもありつ…
日々面白いことがあってもすぐに忘れていくのが少々面白くないので、今後個人的な雑記としてこのブログに書き留めておくことにします。 主に本や美術展の感想になる予定ですが、今回は小松菜版の話を。 芋の切り口に文字や図を彫った芋版はよくありますが、…