「ミロ展 日本を夢みて」について
渋谷で開催中の「ミロ展 日本を夢みて」についての感想。
ミロをこんなにまとめて見たことがなかったので目を開かされた思い。
風景画は初めて見ましたが、なんとなく描きかたや色の塗り方はセザンヌやゴッホ、色合いはムンクを少し思い出させました。
その他のミロの絵と、昔の中国や日本の書との類似について指摘されていましたが、比べてみると本当に似ていてびっくり。
また、どの絵もどことなく暖かさとユーモアがあるような…黒でさえも柔らかい感じがするのは、日本の書画の影響なのでしょうか。
印象に残った絵をいくつか。
■《絵画詩(おお!あの人やっちゃったのね)》
文字と色と線の具合が音楽的でおしゃれなのですが、おならからこの絵が生まれたとか…経緯を知ってしまうと複雑。
■《絵画[カタツムリ、女、花、星]》
題名見てから絵を見てもどれがどれやらいまいちよく分からないのですが、文字が絵と一体化してとても素敵。字がなかったらきっと物足りないことでしょう。
■《マキモノ》
絵も色もとにかくかわいい。不思議なキャラクターもいて、なんだか宇宙人からのおたよりのようです。
ちなみにミロというと画家以外では飲みものを思い出しますが、今回の協賛はなんとネスレ。洒落が効いていて面白い。