「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」について
国立新美術館で開催中、「メトロポリタン美術館展 西洋絵画の500年」の感想。
さすがはメトロポリタン、有名画家が目白押し。
500年間の絵ともなると雰囲気もジャンルもそれぞれで、最初から最後までだれることなく見ることができました。
印象に残った絵をいくつか。
■エル・グレコ《羊飼いの礼拝》
遠くからパッと見て、絵が光ってる!と思ったくらいキリストから放たれている光の表現が見事。
■バルトロメ・エステバン・ムリーリョ《聖母子》
暗めの落ち着いた色合いで、いつまでも見ていられる一枚。
聖母子の絵はマリアもキリストも近づきがたい顔のものもありますが、これはマリアの静かな表情といい、キリストのあどけない顔といい穏やか。
見る人を和やかな気持ちにさせてくれます。
■フランソワ・ブーシェ《ヴィーナスの化粧》
ヴィーナスが綺麗というよりかわいらしい。
面白かったのは、ヴィーナスの髪を掴んでいるキューピッドがやけに眼光鋭く髪型がイケメンなこと。体型と背中の羽が合ってないような…。
他にもフェルメールにルノワール、モネ…と諸々見どころ満載でフルコースでも食べたような豊かな気分、ご馳走様でした。